山岸涼子舞姫 テレプシコーラ』10巻まで一気読み。おもしろーい! 淡々と積み重ねられてきたものが10巻でどわわっと舞い上げた感じ。コマ割があまりポエティックではないせいか、長く続いても全然苦にならないっす。

■村上宣寛『「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た』を読む。 お手軽に読める批判本。まともに否定するだけだとものすごーく退屈な代物になってしまうので、色々趣向を凝らして楽しく読めるようにしてくれています。個人的にはもっと徹底的に叩きのめして欲しかった感もあったけれど、んなことしたら誰も読んでくれなくなっちゃうのかもしれない。

内容とはほぼ無関係だったけど、トンデモな文献の内容を箇条書きで紹介しているところが面白かったので引用、

売血志願者には0型が多い。0型は勇気があるからである。
・志願兵には0型が多い。0型は勇気があるからである。
・犯罪者には0型が多い。0型は勇気があるからである。

見事な三段落ちじゃないっすか! ちなみにわたくしO型であります。もちろん意図的に面白くまとめているんだけど、ココには心理テストのウソ具合がうまいこと出ていてるような気がします。

柴田ヨクサルハチワンダイバー』を4巻まで。よく足を運ぶ貸し漫画屋の恐持ての店員さんに「今連載している中で『シグルイ』と並ぶくらいE!」と薦められたので読んでみる。「将棋漫画だけど全然将棋漫画じゃないんですよー」という意味深≒意味不明な店員さんの紹介のとおり、素人のためのルール説明もなければ緻密な戦略もない将棋漫画でございやんした。

特に驚いたのは、バシッ! ビシッ! という駒を指す音だけ(!)で場面を盛り上げようとするところ。っていうか全体的に文字がデカイのがヤバイ。基本は笑いを兼ね備えながら人間的成長を描いている感じなんだけど、なぜかその部分が強調され過ぎちゃったりもしていて、4巻の終わりなどは特に酷く、将棋なのに格闘漫画的山篭修行を行ったりする。正直自分の好みとはズレルのだけれど、「何か異様なものを感じる」という意味で今後も追っていきたい漫画でしたね。

タマフルを聴いていたらゲストがしょこたんで、彼女のアニメに対するリスペクトの態度に感動。素直に「見習わなければ!」思いました。

その興奮の勢いで、家にあるまだ身長が伸び伸びしていた頃に買った数少ないアニメ関連のCDを、部屋を漁りつついろいろ聴いてみる。聴きたいものに限って手元になかったりするのだけれど、ブルーシードのサントラが見つかり、その中の林原めぐみが歌う「Touch and Go!!」がなかなか良かった(□ありがたいことにフルバージョン)。ブルーシードはオープニングのインパクトが大きかったけれど、エンディングもいいよね。

嗚呼、アニメ雑誌を買っていた頃が懐かしい。

■↑同じところにまるでうち捨てられていたかのように置かれていた昔好きだったCD(アニソンではない)も聴いてみたのだが、その歌詞の薄っぺらさに驚驚愕愕! こんないったんもめんが好きだったのか俺は!! もっとちゃんとアニソンに向き合うべきでしたよ。どこで道を間違えてしまったんだ俺は?(←?)

当時は「「Touch and Go!!」いい曲だよね」とか言えなかったもんなー