いろチンが、「いろづきチンクルの恋のバルーントリップ」が凄く面白い。

「DSでなんか面白いソフト知らない?」

と訊かれるたびに、前作のもぎチンを激しく薦めてきたけれど、その後誰もやってみてくれた形跡がない(なぜだ! あのパッケージのせいなのか!!)。そんな悲しさを抱きながらの今作のプレイだったが、そんなことどうでもよくなるほどの素晴らしさ。ゲームとしても物語としても最後までちゃんと楽しい。傑作ッ!

主人公が異世界に飛んでしまったというタイプの話は、当然なんとかして元の世界に戻ろうと頑張る、って方向に進むはずなんだけど、「なんとかしてつまらない現実から逃れ、楽しい異世界に残る」というのがハッピーエンドになってたので驚かされた。

決して好きにはなれないけど確実に存在する嫌な事実、それを極端にして笑えるとこまで(そして時にかわいいと思えるまで!)もっていくのがチンクルの魅力。売れてくれないと続編がでないだろうから、来週のファミ通のランキングみるのが怖いなぁ。