komatsu822007-10-19

■100円ショップにはなんでもある。着せ変え人形だってあるのだ(お洋服は別売り)。

もしこの人形に小中学生の頃出会っていたら、様々なイタズラに利用していたことでしょう。もちろんイタズラといってもイヤラシィ行為ではありません。たとば裸に引ん剥いて、赤の油性マジックでカラダ中を血みどろにしたあと、他人様のロッカーや下駄箱に放り込んだりする、そんな他愛もないことです。

肢体をバラバラにして気になる異性の机に放り込むなんてのもいいでしょうし、人通りの多い花壇の土に、頭部から差し込んで八つ墓村チックに見せかけるのも楽しそう。起こりもしない殺人予告のようでワクワクしてしまいますが(相手はきっと悪い意味でドキドキしますが)、未成年でもない自分が実際にそのような行為に及んだら(そしてそれがバレたとしたら)スゲェ怒られるを通り越して村八分的な扱いをされるかもしれません。

百体買っても一万年と考えるとさらに想像力を掻き発たせてくれますが、なんかもうお腹いっぱいなのでこれくらいで勘弁しといてやりますでございます。

道尾秀介『ソロモンの犬』を読む。犯人探しとかまともにしないで読み進めるので、ひっかけには見事にひっかかることが多いのだけれど、心地よくしてやられちゃいました今回も。笑いどころが全然共振できなかったけれど、ミステリーなどでありがちな、人が死ぬってことを無批判にネタにする、ってことを自然体で回避できているので、独特な読後感がありました。