■まさか年始に風邪をひくとは・・・・・・。熱は引いたけど堰がうざったい。

■本読む気にならなかったので、買っておいたDS「高速カードバトル カードヒーロー」をくらくらしながらやりまくっていた。やる前まで絵柄をはじめ色々ダサいと思っていたが、やったらまったく気にならず。ギャクのセンスがもうちょい冴えれば、絶賛できる内容だった。

ゲーム内ゲームとはいえ、こういうカードゲームってまともにやったの初めてなのだけど、いっかいやりだすと止まらない気持ちは実感できた。天性の飽きっぽさ故にそろそろ止めると思うけど(笑)、もっとやりこみたい気持ちもなくはなくもなくはない。

■そういえばかつて、具体的には高校に入ったばかりの頃、ついでに付け加えると(たぶん)カードゲームのブームに火が点きはじめた時期、っていうかやってる人はガンガンガガンとやっていたころ、いくつもカードゲームが出てきてその一つに嵌っていた友人から「あなたもやれば良いと思う」的な歪んだやさしさに包まれた勧誘を受けたことがあった。

「とりあえずは私奴のカードを貸します故、どうか一戦交えてくれませぬか」といった意味のことを現代風に言わたので、「そなたがそこまで言うなら・・・・・・」と実際やってみる・・・・・・・、と「これは確かに秀逸なり・・・・・・!」「そうでござろう! そうでござろう!」などと会話が弾み、お互いのテンションが変な感じで上がったのをなんとなく覚えている。

しかーし、そのカードをどうやって手に入れるかと訊くと、どう考えても金のかかる、っていうか強さの秘密は「潤沢な資金」じゃねーのかよ!なシステムだったので腰を抜かす。

天から授かった「貧乏性」という特質が備わっているコマツさんは、「高い! 年貢じゃないんだから!」とそのカードゲームを痛烈に批判。続けて言いたい放題ぶちかますと、さずかに勧誘してきた友人も黙ってはいられなくなり「こんなに面白いんだから、むしろ安いくらいだ!」と雄叫んだ。

「無学な百姓風情が絆されおって」

「なにおぅ」

「札遊びなどしている暇があったら、一揆を起こすべきだ!」

「何を馬鹿なことを・・・・・」

「その販売元の住所を言え! 今すぐ乗り込んで・・・・・・・」

「乗り込んで??」

「乗り込んで、俺が今ひいている風邪を社員全員に移してくれるわッ!」


若干現在と過去が行き来したところはあったものの、その後二人の関係がどうなったかわざわざ書く必要もないだろう。それ以来コマツさんはカードゲームの類を毛嫌いするようになったそうな。とは言えもっと辿っていけば、ビックリマンシール全盛期まで戻れるかもしれない。あの時期(小学校低学年くらい)、「結局は金かよ!」感を嫌ってほど味わったので、それが軽いトラウマになっているのかも。