原点にたち返るような髪型にしよう、そう心に決め美容院に行く。さぁ切りたまえ、バッサリスッキリサッパリと。覚悟はできているのだ。「わかりました☆」と軽快に答えた女性の働きを、鏡越しにじっと眺めるも、メガネを強制的に外されているのでぼやけてよく見えない。

事の終盤、別ていたメガネが我が鼻上に返ってくる時間帯がある。仕上がり具合をチェックするためだ。

「サイド短くし過ぎるとー、長い顔がより長くみえちゃうんで長めにしときましたね☆」

「あ、はい」

原点に戻れなかった。

結構揺れたらしいが全然気づかなかった。

アラブ系の外国人が売り子をするケバブ屋。ソレが終わりが見えないほど延々と並んでいる奇妙な小道を足早に通り抜ける、そんな夢を見たが、アレは地震のせいだったのだろうか。槍を彷彿させる長い串に、ちまちまと鳥の皮を刺し続けている人もいた。大変そうだった。

いろチンが、「いろづきチンクルの恋のバルーントリップ」が凄く面白い。

「DSでなんか面白いソフト知らない?」

と訊かれるたびに、前作のもぎチンを激しく薦めてきたけれど、その後誰もやってみてくれた形跡がない(なぜだ! あのパッケージのせいなのか!!)。そんな悲しさを抱きながらの今作のプレイだったが、そんなことどうでもよくなるほどの素晴らしさ。ゲームとしても物語としても最後までちゃんと楽しい。傑作ッ!

主人公が異世界に飛んでしまったというタイプの話は、当然なんとかして元の世界に戻ろうと頑張る、って方向に進むはずなんだけど、「なんとかしてつまらない現実から逃れ、楽しい異世界に残る」というのがハッピーエンドになってたので驚かされた。

決して好きにはなれないけど確実に存在する嫌な事実、それを極端にして笑えるとこまで(そして時にかわいいと思えるまで!)もっていくのがチンクルの魅力。売れてくれないと続編がでないだろうから、来週のファミ通のランキングみるのが怖いなぁ。

暑い。コマツさんの自宅冷蔵庫には、夏バテ対策として業務用のアイスが常備されており、それをここ最近ばくばく食べているのだが、その結果腹を下し体重は減少、体力も失われるという負のスパイラルに陥っている。既にアイスは三箱目。まだ二足歩行で移動することができるので、きっと大丈夫である。

ちょっとさっきからアナタ、私の服に付いたシミをちらちら見ていらっしゃいますがコレは、カレーが跳ねてでできたものなのですよ。つまり勲章なのです。ですからそんな哀れな視線、送らないでくださいましッ!

梅雨の蒸し暑さのせいかロクな夢を見ない。昨晩は電子辞書をコントローラーにして車を運転。当うに事故る、と思いきや、車体はピクリとも動かず「早くしろよ」と後部座席からの野次を受け冷や汗をかきまくる、というしょうもない内容。起きたら汗べっしゃり。


その前の日はもっと酷い。四方に壁がある箱のような世界、そこは巨大な本棚のような分厚い敷居で二つに分けられていた。その二つの領域にはまったく別々の生命体が住んでおり、文化もまったく異なっている。コマツは空を飛ぶことができ、その分厚い敷居を乗り越え二つの領域を行き来することが可能である神のような存在であった。

コマツが一方から他方に移動しまた戻ってくると、その領域はタイムスリップしたかのごとく急激に変化している。その時間をスキップするような感覚が楽しくなって、何度も何度も行ったり来たりしていると、いつの間にかどちらもディストピアと呼べるような無残な世界にになってしまい、今度は楽しさではなく恐怖によって二つの世界を頻繁に移動。地獄から地獄へ、行っても地獄戻っても地獄。起きたらやっぱり汗べっしゃりなのであった。

コマツさんは付き合いが悪いわけではない。一人で行動するほうが何事も効率がいい、と実感しており、そのため自分から何かに誰かを誘う、ということが滅多になく、それ故に相手に「もしかしたら嫌われているかも・・・・・・」といういらぬ不安を抱かせ、それが周囲との距離を徐々に広げることにつながり、そのせいで単独行動がさらに増加する、ということになど随分と前から気づいている、にもかかわらず、改善する気は一切ない、だけなのである。