宮崎駿『風の帰る場所』を読みました。2002年発行の渋谷陽一氏によるインタビュー集で、『千と千尋の神隠し』までのことが様々な視点からつっこまれ語られています。所謂「宮崎アニメ」なるものを自ら洗脳されるように観ていた自分にとっては、これは「読んでおく本」だったと読み終えて思いました。

一部を引用してうんにゃらふんにゃら語ろうと思ったけれど、どれもロングインタビューであり、かつ全てに繋がりがあるために抜き出してもあんま意味ないと感じ止めることに。なかなかずっしりした本でしたね。少なくとも「ジブリ映画ファンは必読!」というほど軽い内容ではなかった。

宮崎さんはひと癖もふた癖もある方だと知られているので、この本を手にとってみるならば「ほぼ日」で見れる「ジブリの仕事のやりかた。」の鈴木・高畑・大塚というお三方の話も同時に読んでみるとさらに面白いと思います。

http://www.1101.com/ghibli/index.html


うーん、ただの紹介に終わってしまいましたね。ジブリ映画はやたら見すぎている分(トトロなんかは何十回のレベルですよ)、ちょっと語ろうとするだけでやたら長くなってしまいそうで怖いです。でもそんなに影響を受けた感覚はないんだよなー、けれどもここまで存在がデカイ、ってどういうことなんでしょう?


風の帰る場所―ナウシカから千尋までの軌跡