冨永昌敬監督作品『パビリオン山椒魚』を観にいく。ボロカス言っている評価が目立っているけれど、何を持ってして酷評しているのか理解できません。なかなか面白かったですよ、俺にとっては。と言いつつもやっぱどこか変な映画でした(分かり難いわけではないけれど)。前フリは理解できるけど展開が予想がつかない、といった感じ。

あんなにバカなのに映画館から笑い声がまったく聞こえなかったのが異様でした。飛びぬけたバカだとみなさんアートとしてしか消化できないのでしょうか? ゆったりとしているようで色々詰め込まれてもいたので、そこで混乱したんだろうか?? もしかしたら単に今日お集まりになったお客様がお上品にお笑いになっていらっしゃっただけなのかもしれません。声に出さずとも笑いを堪能できるのですね。

普通のこと言いますけど、オダギリ・ジョーってやっぱ凄いんですね。イロイロこなしちゃってました。香椎由宇さんもとてもよかったです(『リンダリンダリンダ』のときのほうが可愛かったけど)。そしてあの甘美な四姉妹はそれだけで素晴らしく、彼女たちが高田純次の娘という設定はそれに拍車を掛けます。次回作はもっと多くの人を納得させる作品を作ってくれることでしょう。期待してます!

帰りに『LOFT』と『パビリオン山椒魚』が特集されている『nobody』を買い、CMにまんまと刺激されて食べたくなったマックの三角マロンパイを食う。マロンクリームはあんま入ってないけど美味。あと三回は食べたい。また、同時に食べたチーズバーガーにはさまれている安っぽいチェダーチーズが、俺はたまらなく大好きなようです。