先日、東京都現代美術館で開催されている「大竹伸朗全景」を観てきた。始まりのスクラップブックから圧倒されっぱなし。目的を持って作っているというよりも、そのときそのときの衝動で制作しているような印象を受けました。作風は変化しているようで、キョーレツな印象というものが確かにあった、と感じさせる凄みは一貫していた。

「JIRO」は見る度に笑ってしまう。

http://shinroohtake.jp/index.html



黒田明伸『貨幣システムの世界史』読了。好きな人にはタイトルからしてワクワクしちゃう本。「システム」ってのが肝で、「この時この場所で貨幣が生まれたのじゃ!」的な話はでてこない。しかしマリア・テレジア銀貨という、時間も国も飛び越えて使われてきた貨幣の紹介、分析から始まるのでグッときてしまう(こういうダイナミックな動きに弱い)。「貨幣とは何か?」って疑問は読み終えても消えないけど、そこへの興味はさらに深まった。



どことは言わないが、自分が「あんまおいしくない」と思っている店に行列ができていると、なんかムカつく。


貨幣システムの世界史―「非対称性」をよむ (世界歴史選書)