よつばと!』の新刊を買った日は、よほど悪い事が起きない限り気分はホクホク。書店で自転車に乗っているよつばちゃんの表紙を見て、「自転車乗れるようになったのか!」とにやけてしまい、「俺はこいつの実父か!」と自分でツッコム始末。重症です。

6巻も相変わらず楽しい。このマンガの驚くべきところは何度読んでも同じように楽しいところ。それも読む度に(細部に気づいて)面白くなるわけではなく、毎回同じくらい楽しいのだ。昨日買ってもう二回目を読んでしまった。

今回こころ躍らせてしまったのは、モスバーガーが出てきたところ。『よつばと!』は頻繁に現実そのままの商品が出てくる。普通なら半端なパロディーにして出てくることが多いけど、このマンガはそれをしない。実際にあるハンバーガーを出すならマクドナルドを使いそうだけど、登場したのはモスバーガーのシンプルな紙袋。ほんの小さなコマだけど、ぐっときましたね。

今回でいうと、沢山でてきた牛乳や、NIKONの一眼レフなんかもそう。確認はしてないけど登場した自転車なんかも現実にあるものを描いているのだと思う。こういった小さな現実感『よつばと!』には生きていて、シンプルなお話をぐぐっと深めている。そういえば5巻のカップラーメンも小さな感動に貢献していたなぁ。


よつばと! (6) (電撃コミックス)