■立ち聞き。

「この前の合コンどうだった?」
「あぁアレ? デブと妖怪しかいなかった」
「あはははは」
「ちなみにアタシは妖怪ね」

どっちもってことかい! 男も女も!! 自分は女性の年齢を当てることが大変苦手なのですが、見たところ30代にのっかったくらいの二人組みでした。この自虐的開き直りは文字上ならまだしも直で見るとびビックリしちゃいます。

よしながふみ『それを言ったらおしまいよ』と『彼は花園で夢を見る』を読む。前者は短編集で、ベタなオチだけれども経過でちゃんと楽しませてくれ、後者は連作もので素晴らしい出来。悲劇にしないところがよしながさんらしく、そこが追いかけたくなる大好きなところ。あと歴史的重厚感さえがあれば無敵ですな!