■ありがちな、書いたけどPCの調子が悪くて全部消えるということがあり、それがきっかけで数日かかなくなってしまったのでした。

■先日夜放送されたBSドキュメンタリー「いのちの家 〜スーザンと9人の子どもたち〜」には最初から最後まで凄すぎて圧倒されっぱなしだった。人気のあるドキュメンタリーで何度か放送されているみたいだけど当然(?)ツタヤとかには置いていない。

障害のある孤児を積極的に受け入れてきたある女性の一家を一年間追った。というと、ああそのテのお話ね、当然お涙がお流れてしまうんでしょうね、などと思ってしまうけれど、コレはそんなものではない。

気管関係の病気持ちでキレやすく感情的な男の子、両足がないのにごく普通に恋に恋している女の子、赤子ちゃんのころ家ごと燃やされて全身に焼けどを持った女の子に、6才殿程度の精神年齢の知的障害者、皮膚が爛れていく病気に加えさらに癌と戦う男の子など多種多様で、さらに病気だけではなく、さすがアメリカと思えるほどアジア系、北欧系などそもそもの外見もみな特徴的。

とにかく彼らの当たり前な生活を映しただけでも強烈なインパクトがあるのだけれど、加えてそこに決して「いい話」では終わらない(≒終われない)複雑な人間模様が浮かんでくるのが凄まじい。

まず母親代わりのスーザン自身も、どこかまともじゃないのだ。孤児の受け入れを拒めない彼女には、周りの人間を巻き込んででもとにかく子供たちを愛そうとする一種の過剰さがあり、まさに巻き込まれている数少ない健常者の養子で学生をしながらスーザンのサポートをする女の子が「私だってもっとかまって欲しい、話し相手が欲しい」と泣きながら訴えるシーンに、彼女がどれほど強引な生活をしているのかということが現れていたように思う。

たぶん番組用に短くしていると思うので、是非完全版が見てみたいし、もっと細かく知りたいので関連した本も(あれば(きっとないけど))読んでみたい。あと、原題が「My Flesh and Blood」っていうのもキョーレツですな。