まさか乗り換えで30分も待たされるとは・・・・・・。暇かつ手持ちの文庫を読めるほどシラフじゃないので、ついさっきまでの出来事を携帯電話にメモってみる。


大学の頃関係していたフェイクサークルのメンツで大晦日の終りの始めを楽しみ、終りの終りを最近呼ばれるようになった地元集まりで過ごす予定。だったのだが、前者が楽しすぎて延長年越し初詣。酔いの影響か、いつもテキトーにやり過ごす新年の祈りを改まった気持ちで行えたのが意外だった。

本日大酔いした人に、「あたしはアンタのことが大好きなの。アンタがゲイだったら、40越えても親友でいられるのに!」という、わかるようで訳のわからない告白をされた。


電車が来る。乗り込んだがなかなか電車は動かない。


各自予定があるので25時前後という微妙な時間に解散。駅までのちょっと長めの道のりを後輩と二人でしゃべりしながら歩いた。

彼女の家庭は大晦日を特に祝わないそうで、ちょっと遠めの学校に通っていたということも重なり、一人でTVのカウントダウン番組を見ながらカップ麺を年越しソバ代わりにして毎年過ごしていたという。


やっと発車。満員の中揺られつつ、画面を見ながら打ち込みを続ける。


大学に入ってからは、大晦日→元旦は巫さんのバイトしたり、その後はお付き合いしていた彼氏と新年を向かえたりと、寂しい年末年始とはオサラバしたらしい。しかし、いろいろあって(まぁこの辺の話は単に知らないんだけど)さっぱりと綺麗な身なりで年末を向かえることとなった2007年、我々の集団に混ざって新年を迎えることになったという。

「凄い楽しかった」

その後輩の言葉に、ほろ酔いも助けてか新年そうそう温かい気持になった。しかし、続く

「何時までもみんな変わらないままでいられそうですよね、10年後集まってもこんな感じなんだろうなー」

という言葉に対しては、今日言われた「……40越えても親友でいられるのに」が思い出され、「そんな都合良くはいかないだろ」と、口には出さなかったけれど強く思ってしまった。ほろ酔いが後押しして妙にさびしい気分に。


再び乗り換え。小走りでホームを移動し、停車中の電車に乗るも、発車は10分後とのこと。


「お餅か蕎麦が食べたいなー」

と言うので足を進めながら店を探すも見当たらず。殆んどの店のシャッターは深く閉められていた。そんな中、お隣同士で営業している松屋と吉野屋の灯りがやけに眩しい。

結局目当ての店はやっておらず「残念だけどみんな働き過ぎてなくていいと思う」と笑う後輩と駅で別れた。使う線が違うのでここでお互いひとりに。


気づいたら発車していた。降りる駅まではそうかからないだろう。


改札を通過。しばらく電車が来なそうだったので「今から行きまーす」の電話をホームでかけた。今思い返せば新宿までの電車は比較的早くやってきたような気がする。乗車。扉が閉まり、電車が動き出す。


目的の駅に到着。


新宿に到着。乗り換えのためこの日記(≒メモ)の最初に戻る。