■昨日は楽しげに書いてみたものの、今日はいっきに読みすぎて気持ち悪くなってしまった。絵本酔い(メロメロではなく、ゲロゲロのほう)。最もお気楽な読書と見せかけて、実はすごい体力を消耗するんだと実感。いろんなページがフラッシュバックのように頭の中で光っては消えてゆく・・・・・・。全部で三十冊以上読んだと思う。一応、読んだものは記録しているんだけど、半分くらいタイトルが思い出せなくて断念。当分読みたくない・・・・・・。

誰もが知るロシア民話(←だったんだ、と今日知った)「おおきなかぶ」も久しぶりに読んでみたんだけど、びっくりするくらい「なんじゃこりゃー」だった(疲れていたのもあるかもしれないが)。

かぶ抜けねーよ、とおじいさんがおばあさんに助けを求め、それでも抜けねーってんで、おばあさんは孫娘を呼び、まだ抜けねーと孫娘は犬を呼び、犬は猫を、猫はねずみをと続いていくんだけど、なぜみんな自分より力の弱いものに助けを求めるか意味不明(おばあさん→孫娘ラインはちょっと曖昧だけど)。最後、ねずみの力が加わって抜けるってのもどうかと思うぞ。呼ぶ前にちょっと踏ん張れば絶対抜けたはずでしょうに。

とにかく、村の若者呼べよ、というのが率直な感想だった(もしかしたら、想像を絶するほど孤立した土地に住んでいたのかもしれないが)。あと、かぶの周りの土を軽く掘る、など色々やり方があったはずだろとも思った。何を馬鹿正直に引っこ抜こうとするんだ、と。何年農業を営んでいるのだ、と。年の功という言葉はどこにいったんだジジイ、とも思った。

きっと、みんなでかぶを引っ張るのが楽しくなっちゃったんだね。正常な思考を妨げるほどの躁状態だったんだ。おじいさん、後ろにあんなに自分ごと引っ張ってるやつがいたら「いたいいたいいたいっ! 横並びで引っ張れよ! 直列じゃなくて、並列ッ!!」ってなるはずだけど、快楽系の脳内物質バンバンでてたから、そういう肉体的な痛みに気づくこともできなかったんだよね。俺だって、目の前で大きなかぶみんなで引っ張ってたら参加したくなっちゃうもの。しょうがないしょうがない。