コマツさんは充電能力の減退を主な理由に、久々に携帯電話を買い替えることにした。しかし店頭を見回してみると、知らない単語や条件が並んでいてよくわからない。面倒はご免だ。そう考えたコマツさんは、細かいことが書いていない店で買うことを決意したのだが、いざ購入の手続きになると、あれやこれや書けや入れやんなこと聞いてねぇし書いてなかっただろコノヤローという状況に。この店は事前に割引条件すら示さない、もっとも悪質な店だったのだ。

立ち去ろうとも考えたコマツさんだが「他もたいして変わらんだろう」と思い至り、不満を態度にハッキリ出して、その場でごねにごねることに。その結果値段は上がったり下がったり(店員はいちいち電卓を使い変更された値段を示してきたが、そんなん暗算できるわッ!)。結局当初の予定よりも出費がかさんでしまい、さらには胸糞悪さも残る始末。

「企業努力」だかなんだか知らないが、色々わかり難くてイライラする。加えて当然じゃないことをあたかも当然であるかのように振舞うやり方には怒りさえ覚える。もっと近代文明が生み出したステキな娯楽「新しい電化製品を買う喜び」を大切にするべきだ!

コマツさんはそう不満を漏らすと、天高く昇り大地に向かってこう叫んだ。

我は神様であるお客様でR。

小手先の「お買い得感」以外の方法で、

我に気持ちよく商品を買わろ!