絵本が動いてる!

この間、テレビをザッピングしまくっていると、なんと荒井良二の絵が動いているではありませんか。それは「スキマの国のポルタ」という、NHK教育でやってる幼児向け(?)アニメで、数年前に作ったものの再放送らしい。シンプル過ぎるのか奇抜なのかもはやわからない、そんな荒井良二の世界がビックリするほど上手くアニメになっていた。吉岡秀隆という男のことを好きになることは一生ないと思っていたのに、このハマリ役のナレーションを一度聞いてしまうと、好感とかいうヤツを持たざるおえない。

とにもかくにも、日本の絵本の特徴でもある平面的でべったりとした絵が動いている、それだけで幸せ。どちらかというと人形アニメを見ている感覚に近く、大好きなチェコアニメ「魔法の鐘」なんかを思いだしたりも。饒舌なナレーター、しゃべらない(≒理解できない言葉でのみ話す)登場人物、音楽の多用という点ではこれまた大好きなルーニー・テューンズロードランナー&ワイリーコヨーテなんかとも似ている。とにかく見て聴いて楽しむ、それだけでできているようなアニメ。オススメです(ニコ動で全部見れたよ!)。