テレビでひき肉ときのこのカレーを作っているのを見て、食べたい!と思い、ネットでちゃっちゃっと調べて作ってみる。しめじとえのき、あとエリンギが冷蔵庫の中に眠っていたので、一口大に切ってそれも入れることに。

カレーを作るときは中華鍋を使う。量作るのでそっちのほうが断然炒めやすい。野菜を炒める時よく起こる地味な感情の起伏がある。最初指定された量鍋に入れると、こんな食えないよ!なボリュームに圧倒されるものの、しばらく火にかけると思っていたよりも縮み、安心。そしてさらにしばらく経つと、こんなに少なくなっちゃって・・・・・・、と損した気持ちになるのだ。

今回は鍋いっぱいにきのこきのこきのこ。炒めた玉ねぎ、豚ひき肉の中に、エリンギ、しめじ、えのきの順に加える。みっちりきのこ。わっさりきのこ。それをしゃもじでかき回していると、作ってはいけないものを作っている気になってくる。正直気持ち悪い。そういえばやつらの臭いもそんなに好きではなかった、ということにも気づく。換気扇のせいでしっかり鼻腔を刺激してくるのだ。

きのこも野菜と同じように火を通すとかなり縮んでいく。結構水分が出るので底に溜ったそれが飛ぶまで混ぜるように炒める。続いてコンソメスープを入れしばらく煮、市販のルーの塊をそこに加える。その後半溶けのルーがえのきに絡んでなかなか馴染みきらない、というプチハプニングがあったものの無事完成。

味はそこそこ。ちょっと野菜が恋しくなった。茄子。